よく噛むメリット

よく噛むとがん・心臓病・脳疾患・認知症の予防に有効です。日本人の死亡原因の第一位はがん、第二位が心臓病、第三位が脳疾患である。これらは三大疾病と呼ばれているが、よく噛む行為がこの三大疾病の予防にも非常に有効であることが知られている。実験でネズミを2グループに分け、 一方のグループには硬いエサを、もう一方のグループには軟らかいエサを与えて飼育した。その後、この2つのグループの餌それぞれに発がん性物質を含ませて与えたところ、その発がん率は軟らかいエサのネズミの方が何倍も、がん発症率が高いという実験結果が出た。噛むことによって出る多くの唾液が発がん物質を無害化していると考えられている。 また、ほとんど同じ年齢で亡くなった人で、最後まで歯が数本残っていた人と歯が失くなってしまった人の頭蓋骨の重さを比べてみると、歯のなくなっていた人の頭蓋骨は、その重さが歯を残していた人の半分くらいであったという。歯がなくなり噛めなくなったことで顎は小さくなり、骨もすかすか、頭蓋骨に弾力を持たせている亀裂もふさがり、脳自体も縮んでしまう可能性がある。 このように歯は多くの病気の予防や治療に関わっている。たかが歯ではない。噛むというのは、食べ物を砕くだけではなく、頭部の血流を促進させ、唾液を増やすことによって、脳をはじめ全身に影響する重要な働きを担っている。よく噛むことが元気で美しく生きるための大切なポイントだと言える。