予防管理と全身

もともと医療は「痛みや具合の悪さを、どうにかしてほしい」という人々の要求から発展してきた。歯科でも、急性の炎症によって突然起こる痛みに対応する「痛み取り」の治療から入り、痛みがなくなると次には「機能回復」の治療。その時、欠けた歯は埋めなければならないし、失った歯には入れ歯も必要になる。初年ほど前は、良い入れ歯を作ってくれる歯科医が良い歯科医といわれ、初年ほど前は歯を抜かずに治療する歯科医が、叩年ほど前からはインプラントを入れる歯科医が進んでいる歯科であるかのようになった。そのように人々が求める良い歯科医は時代とともに変化してきた。今では歯と全身との関わりを考慮に入れた「全身医療」とむし歯や歯周病を未然に防ぐ「予防管理」を重視するようになってきている。